Emiさんの『子どもも私もラクになる暮らしのヒント 小学生のおかたづけ育』をご紹介します。
Emiさんは整理収納アドバイザーとして独立後、幅広く活躍されており「子どもが自分でできる」「気持ちがラクになる」片付けが人気を集めています。
本書は次のような方におすすめです。
- 子どもの学用品やおもちゃが散らかってしまい困っている。
- 子どもが自分でできる片付けの仕組みを知りたい。
夏休みも後半戦となり新学期への準備を始めるこの時期は、学用品や普段使っているおもちゃの整理にちょうどいいタイミング。
『小学生のおかたづけ育』を参考にして、子ども達のスペースを見直してみるのはいかがでしょうか?
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『小学生のおかたづけ育』基本情報
基本情報
- 著者:Emi
- 出版社:大和書房
- 発行日:2018年12月15日
- 項数:127頁
著者紹介
Emi :
大手通販会社で8年間「インテリア収納用品」の企画担当を経て、整理収納アドバイザーとして独立。
「みつかる。私たち家族の”ちょうどいい”暮らし。」をコンセプトに「暮らしの情報発信」や「オリジナルなものづくり」を行うOURHOMEを主宰する。
その他にも、著書執筆、メディア出演、企業との共同開発、くらしのレッスン運営と幅広く活躍中。
プライベートでは、男女の双子の母親。
小学生が「自分でできる」暮らしのヒント
“CHAPTER1 小学生、わが家のいちにち” では、一日の流れに沿って子ども達が自分でできる暮らしのヒントを紹介しています。
この記事ではその中から4つほど取り上げてご紹介します。
自分の洗濯物は自分でたたむ
Emiさんのお宅では、夜のうちに洗濯物を乾燥機までかけてしまいます。
朝、洗濯機から取り出した乾いた子供服は専用のかごの中に入れておき、子どもが自らたたむ仕組み。
保育園のころからルーティンですが、小学生になるとやる気にムラが出てきたそう。それでも、怒ったりはせず子ども達のやり方を尊重します。
息子さんは火・水はたたまない、娘さんは3日に一回など独自のルールができています。
身支度も、もちろん自分で
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Emiさんの著書に度々登場する「身支度ロッカー」。
洗濯機の前に設置されたこちらのスペースには、子ども達の身支度に必要なものが全部そろっています。
脱いだパジャマは、引き出しを抜いた一番下のスペースに放り込み収納。
下着類や平日の子ども服なども一括で収納してあるから、朝の身支度がここで完結します。
ただし、おしゃれに興味が出てきた小学3年生 (本書刊行当時) の娘さんは、「身支度ロッカー」とは別にあるファミリークローゼット (大人の服や乾燥機にかけにくい子ども服を収納) まで、服を選びに行くそうです。
ごはんの準備・お手伝い
朝ごはんや夕ごはんも、子ども達が率先して準備ができるように、取り出しやす位置にものを配置します。
朝にパンを食べたい人はパンを焼き、夜はご飯をよそい、お箸やお皿をテーブルまで持っていきます。
食べ終わった後は、食器をシンクまで運び水で流すところまでが子ども達の役目。
ランドセル放り投げ問題はこう解決
子ども達が学校から帰ってきた後、ランドセルを無造作にポーンと放り投げてしまう。
あるあるだと思います。
Emiさんのお宅でも、同じようなことが起こっていたそう。
ですが、実際に子ども達のランドセルを持ってみるとその重さにびっくり!
子ども達の気持ちは理解できたけれど、かといってそこら辺に放り投げたままでは困る。
「どうする?」と子ども達と一緒に考え、「緑のラグの中だけはランドセル放り投げOK」のルールを新たにつくったそうです。
限定的に「放り投げOK」の場所を決めるのは、すぐに真似できそうですね。
学用品・学びのスペースの収納
ついついたまりがちな学校のプリント、たくさんある学用品の収納についてみていきます。
学校プリントはボックスにポイポイ収納
少し大きめのボックスを用意しておき、毎日のテストやプリント、使い終わった教科書やノートをどんどん放り込んでいきます。
子どもにファイリングは難しいため、この方式がいいそう。
年度末、ボックスがいっぱいになったタイミングで中身をすべて出して一度に整理。
残すもの、処分するものも子ども自身が決めていきます。
残すものに関しては、「保管ボックス」に入れ替えて、学習スペースから少し離れたところに収納します。
どんどん放り込んでいくだけですし、整理は一年に1回なので無理なく取り入れられそうです。
学用品はワンジャンル、ワン引き出し
学用品は、基本的に1つの種類のものを1つのボックス(引き出し)に入れて整理します。
一つの引き出しに「文房具類」「ドリル類」「工作の道具」といった具合です。
シンプルなデザインのオープンボックスに、ランドセルや教科書、学校で使うアイテム、プリントを放り込む箱などをまとめて配置しています。
学校の仕度やプリントの整理が一度にできて子ども達もラクそう。
物の配置は子供が決める
引き出しに何をしまうか?ランドセルはどこにしまうか?
子ども達自身が決めていきます。
収納の仕組みは整えるけれども、最終的にどこに何をしまうは子ども達の判断に任せるというおおらかなスタイル。
自分自身で管理してほしいとの思いから、子どものランドセルや机にも、親であるEmiさんは勝手に触らないようにしています。
小学生のおもちゃ収納
Emiさんは、「遊び」も習い事と同様に、”未来への投資”だと考えています。
親がやらせたいことではなく、子ども自身の「これやりたい!」を待つ姿勢です。
そのために、親が先回りして与えないことや、子どもが興味を持ったことを拡げる関わりを意識されているそうです。
小学生になると遊びも高度になり、細かなものが増えがちですが、収納面ではどのような工夫をしているのかみていきます。
ワンジャンル、ワンボックス
小学生のおもちゃ収納、ここでも1つの種類のものを一つのボックスに入れます。
お子さんがもっと小さいときには、ボックスに写真を貼って一目で分かるようにしていたそう。
ですが小学生になってからは、自分で書いた方がやりやすいそうで、ラベル書きも子ども達自ら行います。
小さい頃に比べて、おもちゃも厳選されてきているそうです。
おもちゃの整理も自分で
おもちゃの整理も、学校のプリントや教科書、ノートと同様に、一旦全部出して、「いるもの・いらないもの」を仕分けていきます。
いるものは箱に戻して、いらないものは処分するか譲るようにしているそうです。
オープンボックスの活用
とにかく出し入れが頻繁なものは、扉を外してでもオープン収納にすると便利です。
確かに、扉があると「扉を開ける」→「ものを取る(しまう)」→「扉を閉める」とアクションが一気に多くなってしまいます。
Emiさんのお宅では、息子さんのために「一秒でも早くサッカースクールや公園に遊びにいけるような収納」を目指して、下駄箱の扉を外してオープン収納に。
下段に浅目のかごを用意してサッカーボールの定位置にしたそうです。
おわりに
Emiさんの『子どもも私もラクになる暮らしのヒント 小学生のおかたづけ育』をご紹介しました。
すぐにでも取り入れられる暮らしのヒントがたくさんあったかと思います。
「子育て」に関しても、子どもを信じて任せる・子どもを尊重する姿勢に親として学ぶことが多いです。
本書には写真が豊富で、パッと見るだけでもかなり収納の参考になるのですが、文章主体のこの記事だけでは伝えきれないことが多かったと思います。
興味を持っていただけた方は、ぜひ実際に本書を手にとってみて下さい。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
【Emiさんの書籍】
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