Emi 著『今日から変わるわたしの24時間』やりたいことファーストの時間術

時間のつくり方

時間効率を上げることが大事なのではなく、生み出した時間で自分のやりたいことに時間を使おう!

Emi さんが書かれた『今日から変わるわたしの24時間』をご紹介します。

著者のEmiさんは、暮らしとオリジナルウェアの店「OURHOME」主宰。音声メディアVoicyでの発信、雑誌での連載など多方面で活躍されています。

20冊目の著書となる本書は、女性の生き方まで含めた時間術の本です。

『今日から変わるわたしの24時間』はこんな方にオススメ。

  • やりたいことがあるのに、いつも後回しにしてしまう
  • スマホを片手にあっという間に時間が経っている…
  • スケジュール管理が苦手で、暮らしが上手に回らない

“「今」できたことが、あなたにとって「ちょうどいい」”

まずはピン!と来たことから試してみることで、時間の使い方や、暮らし方を見直していきませんか?

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『今日から変わるわたしの24時間』の基本情報

基本情報

  • 著者 :Emi
  • 出版社:大和書房
  • 出版日:2024年7月5日
  • 項数 :191頁

著者紹介:Emi

暮らしとオリジナルウェアの店「OURHOME」主宰。32名のスタッフと共に兵庫県西宮で運営。雑誌『LEE』(集英社) 連載、企業との共同開発、レッスン開催など多方面で活躍。2022年より音声メディアVoicyで「OURHOME 暮らす働く❝ちょうどいい❞ラジオ」をスタート。暮らしや子育て、働きかたの悩みなど、リスナーに寄り添うラジオが人気。(中略) 2009年生まれの双子の母。

先送りせず「今」決める

仮でもいいから「今決める」ことを意識すると、家庭も仕事もトントン進むようになったとEmiさんはいいます。

じっくり時間をかけて決めれば、正しい決定ができたり、よりよいアイデアが生まれそうな気もしますが、そうとも限りません。

「あとで、を置いておかない=今決める!」(中略) その時間内に決めたことが自分にとって「ちょうどいい」。

先々の予定がわからなくても、美容室の予約をしたり、旅行の日程を決めたりするのも「今決める」の一例です。

仮にでも決めておけば、他の用事は別の日に組もうとスケジュールを調整するものですし、もし都合が悪くなっても、キャンセルできることが多いからです。

この他にも、

  • 学校の提出物は「今」書いて出す
  • メール・LINEを開いたらその場で返信
  • 100を目指さず、仕事も家事も6割くらいでいいから、今進める

など、後回しにせずにすぐやることで、

「あれもまだやってない」

「提出期限はいつだっけ?」

と考えることが少なくなり、時間と気持ちが淀むことなく、流れるように物事が進んでいきます。

「やりたいことファースト」で時間を追いかける

「やりたいこと」を優先的に

 (前略) やりたいことを後回しにしていると、「あれをやりたいけれど、今はできない……」という気持ちの負担が大きくなりがちです。 逆に、自分が本当にやりたいことをまず優先すると、心の負担がなくなり、まわりへの感謝が生まれ、やらなければいけない作業をするときの気持ちが全然違います。

「いつかやろう」と思っていても、その「いつか」はなかなかやってきません。

そこで、「やりたいことファースト」で時間をブロックして、「やりたいこと」を先に済ませてしまいます

「やりたいこと」に素直な例として、

  • 「この人に会いたい」と思ったら「今、忙しいかな?」とためらわずに連絡してみる
  • 仕事が終わって子ども達が帰宅するまでの17~18時の間に、ネイル・整体・美容室などの自分へのケアやメンテナンスをする
  • 「ここに旅行に行きたい」と思ったら、すぐには無理でも、いつ頃? 何日間? 予算は? 何がしたい? など、少し具体的に整理してみる

などが紹介されていました。

Emiさんは、経営者として忙しい日々を送りながらも、毎週90分間のダンスレッスンにも通っているそうです。

「やりたいこと」が明確にあれば、案外その他のことは帳尻をあわせるように「なんとかなる」のかもしれません。

「そういえば、私のやりたいことって、何だっけ?」

という方は、「やりたいこと」を考える時間をつくることから始めてみてはどうか?とアドバイスしてくれています。

時間を追いかけるスケジュール術

「やりたいこと」を我慢しないためには、スケジュールの立て方が重要。

時間に追われず、先回りして時間を追いかけるための具体的なスケジュール術をみていきます。

Emiさんが愛用しているスケジュール管理のツールは、「年間カレンダー(A4 1枚)」「スマホのカレンダーアプリ」「ウィークリー手帳」の3つ。

それぞれに明確な役割があり、使い分けているそうです。

年間カレンダー

まず、「年間カレンダー (A4 1枚)」にざっくりとした年間スケジュールを書き出します。

このとき、子どもの学校行事も前年を参考にして、スケジュールに組み込んでおきます。

子どもを含めた家族の一年が、ざっくりとでも頭にあれば、

「子どもの進学があるから、4月・5月は仕事の予定やお出かけをセーブしよう」

「この辺りは少し余裕があるから仕事のアクセルを踏もう」

など、一年を俯瞰してみることができます。

それらも踏まえた予定を、付箋や消せるボールペンなど、後から修正できる形でどんどん書き込んでいきます。

いつか旅行に行きたいと思っても、日々忙しさに追われていると、予約が埋まってしまって結局行けなかった…なんて悲しいことも起こりがちです。

ですが、「だいたいこの辺で」と予定に組まれていれば、それを見越した行動を取ることができます。

カレンダーアプリ

日々の予定はすべてスマホのカレンダーアプリで管理します。

デジタルツールでスケジュールを管理するメリットは、なんといっても家族で予定を共有できること。

また、ほとんどのアプリがパソコンとスマホで同期されるので、いつでもどこでも予定を入力・変更できるのも便利ですね。

タスクを管理する「手帳」

手帳を使うのは、主にタスク管理において。

「やること」をなるべく細かく細分化して手帳に書き込んでいき、やり終えたらシュッと線を書いて消していくことで、小さな爽快感を味わえます。

この「やること」の整理は週が始まる前の日曜日に、サクッと5分で。

スマホのスケジュールを確認しながら、仕事からプライベートまで今週「やること」を洗い出していきます。

例えば、出張の予定があるなら「手土産の購入」「資料の印刷」「荷物の準備」など、なるべく細かく具体的に書きます。

1年を俯瞰しつつ、1週間という小さなスケールに「やること」を落とし込むのがポイントのようです。

「なんとなく」を手放す

「誘われるままにランチに参加する」

「なんとなく、アポイントの日程を決める」

こんなふうにしている内に、いつのまにかスケジュールが埋まり、余裕がなくなってしまったことはないでしょうか?

Emiさんは、プライベートを最大限に楽しみ、仕事でも高いパフォーマンすを維持するために、週末のお出かけや飲み会、一日の打ち合わせのアポイントの頻度をざっくり決めていると言います。

 ガチガチのルールはしんどいけれど、「なんとなくのスケジュール」「これくらいでいっか」「場当たり的に」が続くと、自分でコントロールすることができなくなり、気づけば時間に追われている……となりがち。

打ち合わせを一日に3件いれてみて、忙しすぎていい結果にならなかったなら、次は一日2件に減らしてみます。

小さな気づきを次に活かし、修正を重ねていくことで、自分のペースがわかってくるそうです。

このように「なんとなく」をやめてみる

SNSは「なんとなく」ではなく、目的を持って見る。

メールでもLINEでも、企業からのお知らせを「なんとなく」受け取るのではなく、主体的に情報を取りにいく。

ダラダラするときも「なんとなく」ではなく、今日はダラダラする日!と決める。

たとえ一日の中で、「やるべきこと」をやりきれなくても、

「自分の意思で “あえて” 決めた」

と思えれば、罪悪感をいだくことなく、ご機嫌に毎日を過ごしていけそうです。

おわりに

Emi さんが書かれた『今日から変わるわたしの24時間』をご紹介しましした。

本書は、1つの項目が、見開き1ページ程度にコンパクトにまとめられているので、気になったところから読み進めていけます。

忙しい女性にとって嬉しいですね。

写真もたっぷり使われているので、イメージを膨らませやすく、「私にもできるかも?」というアイデアや考え方が多く紹介されているのも特長です。

興味をもって下さった方は、ぜひ実際に手にとってみてください。

この記事がなにか少しでもお役に立てれば嬉しいです。最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

【Emi さんに関連する記事】

【Emi さんの書籍】

・揺れ動く今 みつけたい わたしの真ん中

・いつもごきげんな“わたし”でいたい!家事、育児の仕組みづくりと気持ちの切り替えアイデアBOOK

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プロフィール
ひなた

・2児を育てる30代ワーママ
・理想の生き方を模索中
 年間読書量:90冊
 ※Audibleでの【耳読書】含む

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今よりもちょっと理想の生き方へ
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