- いつもやることに追われている
- 自分の時間がなかなか取れない
- スケジュールがうまく管理できない
こんなお悩みをお持ちの方へ
滝井いづみさんが書かれた『時間を「うまく使う人」と「追われる人」の習慣』をご紹介します。
本書ではタイムマネジメント・コーチである著者が、
- 忙しさから解放されるためのテクニック
- 自分の動かし方
- 時間の質の上げ方
を出し惜しみせずに教えてくれます。
50個の習慣が、一つにつき見開き2ページ程で紹介されているので、気になるところから気軽に読み進めることができます。
ピンときたものから試してみて、今よりも満足度の高い時間の使い方を目指しましょう。
この記事では、本書の中から「なるほど!」と思った内容を抜粋してご紹介します。
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『時間を「うまく使う人」と「追われる人」の習慣』の基本情報
基本情報
- 著者:滝井いづみ
- 出版社:明日香出版社
- 出版日:2022年12月18日
- 項数:232頁
著者紹介
滝井いづみ:
Office FONYANA 代表 パーソナルコーチ、タイムマネジメント・コーチ
大手旅行代理店に8年間勤務。100時間を超える残業時間を経験し、段取りの必要性やライフバランスの重要性を知る。 退職後、育児のかたわら、国際コーチ連盟認定コーチ養成プログラムであったCoach21(現在のCoachA) にてコーチングを学び、パーソナル・コーチ、研修講師、セミナー講師として活躍。「流されるまま」になるのではなく、自分の人生を味わうためのタイムマネジメントを考えるコーチングを提供している。
全体の時間をとらえる
時間の使い方がうまい人は、ものごとを「俯瞰 (ふかん)」して捉えるのが上手です。
仕事を効率化させたいときも、仕事時間だけでなく、プライベートの時間も含めて24時間で考えます。
仕事時間もプライベートの時間も、ひとつながりの自分の1日です。8時間の仕事時間の中でだけで見るより、24時間全体で考えた方が、いろいろな手が考えられます。
仕事が忙しく、時間がないことに悩んでいる人がいたとします。
仕事の総量はたしかに多いけれど、よくよく一日の過ごし方を観察してみると、夜中に動画を長時間みて睡眠不足になっていることが分かりました。
これによって体調や集中力へ悪影響が出て、仕事の効率が下がっていたのです。
この場合は「睡眠時間をしっかり取る」「集中しやすい朝に作業する」などの対策が考えられます。
このように、広い視点で時間を考えると、幅広い解決策をもてるようになります。
見通しを立ててから動く
計画を立てても、どうせうまくいかないから、初めから計画を立てることを諦めてしまう人がいます。
ですが、その場の思いつきで動いていると、他人や時間に流されることになりかねません。
時間をうまく使う人は、「どれくらい使える時間があるか」と「この作業にどれくらいかかるか (時間の見積もり)」をよく考えています。
どちらかの認識が甘いと、
「たくさん時間があると思っていたけど、そうでもなかった」
「30分で終わらせる予定だったのに、1時間も掛かってしまった」
という結果になってしまいます。
対策としては、自分が何にどれくらいの時間をかけているのか、記録してみる方法があります。
また、時間の見積もりには「楽観バイアス」が掛かりやすいので、予想した時間の1.3~1.5倍を見込むようにするといいそうです。
(前略) 予定していた時間と、実際にかかった時間を照らし合わせることを何度か繰り返すことで、何の予定にどれくらいの時間を想定しておくべきかが掴めてきます。
定期的に振り返りの時間をとる
時間がない時は、自分の行動を振り返って内省することが面倒に思えてしまいますよね。
ですが振り返りをしないと、次に似たようなことが起こった時に、同じミスを繰り返してしまう可能性があります。
経験を血肉とするためにも、振り返りの時間をとることが大切です。
この時間には次のようなことを考えるようにします。
- 何が起きて、どう感じたか? どう対処したか? しなかったか?
- どんな学びがあったのか?
- 次に経験するときは、どうしたいか?
日常を冷静に省みることで、経験から学びを抽出することができ、よりよい時間の使い方ができるようになります。
コンディションを大事にする
効率の良い時間の使い方を下支えするものは、ずばり健康です。(中略) 時間をうまく使う人は、自分のパフォーマンスを上げるためにコンディションを整えることにも注力しています。
「時間の使い方」と「健康」。
一見あまり関係なさそうですが、寝不足や風邪気味のときに高い集中力やパフォーマンスを維持することは難しいですよね。
地味ですが、食事・運動・睡眠など、コンディションを下支えする活動は、やはり大切です。
特に意識したいのは休息の取り方。
睡眠不足だと、感情や理性的な行動を司る前頭葉の働きが落ち、正しい判断ができなくなります。
こういったことから、戦略的な15分程の昼寝 (パワーナップ) を実施する学校や企業も出てきました。
休むことに罪悪感をもつのではなく、むしろ戦略的に休憩をとることで、ベストコンディションを目指しましょう。
あえて無駄な時間を楽しむ
タイムマネジメントがテーマの本の中で、
“「無駄」と思われるようなことに時間を使うのも、実は大切“
と書かれているのは意外でした。
無駄を徹底的に削ぎ落とせば、効率的な時間の使い方ができるような気がしますが、
度を超すと、豊かなものまで取りこぼしてしまう可能性があります。
著者は趣味について、次のように語っています。
私は、趣味でピアノを弾く時間を大切にしていますが、ピアノを弾くことは、ただ私が楽しいだけで仕事や誰かの役に立つものではありません。 しかし、それをすることで気分が上ったり、面倒なことに向かう元気が出たりして、家族に対して機嫌良く接することができていると思います。
効率だけを考えるのではなく、趣味の時間や何もしないで「ぼーっ」とする時間も大切にできると、豊な時間の使い方ができそうですね。
おわりに
滝井いづみさんが書かれた『時間を「うまく使う人」と「追われる人」の習慣』をご紹介しました。
この記事でご紹介したのは、本書のごく一部であるため、興味を持っていただけた方は、ぜひ実際に手に取ってみてください。
この記事が、何か少しでもお役に立てれば嬉しいです。最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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